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Q15 / 医師用リファレンス v2知識編・扁平母斑⚠️ 再発率高

扁平母斑(Nevus spilus / 茶アザ)

レディアンクリニック / 2026年7月2日 — 試験照射必須の手強いアザ

⚖️ 法的事実:扁平母斑の判定・治療法の選択は医師の業務(医師法第17条)。本教材は医学的知識を整理した一般情報。

⚡ 30秒早見

扁平母斑は皮膚から一切盛り上がりのない、境界が極めて明瞭なミルクコーヒー色の生まれつき茶アザ。表皮基底層のメラニン過剰が原因。治療反応は極めて手強い:Qスイッチルビーで一旦消えても数ヶ月〜1年で高確率で再発する。完治率10-20%。試験照射(一部だけ当てて経過観察)が必須の運用

💡 ひとことで言うと

皮膚の浅い部分にメラニン色素が「くっきり詰まった」生まれつきの茶色いアザ。一見シミのようだけど、大人のシミと全然違う。
レーザーで一度綺麗に消えても、皮膚が「元の色を覚えていて」高確率で数ヶ月〜1年で再発する。完全に治せるのは10-20%程度。
だから「まずは一部分だけレーザーを当ててみて、再発しないか3-6ヶ月経過観察」する「試験照射」から必ず始めるのが医学の鉄則。カウンセラーは「再発の可能性を含めて、慎重にチャレンジするアザ」というトーンで伝えるのが正解。

📖 用語メモ

🧬 病態

『美容皮膚Q&A』Q15 / 『Baumann』Ch20

📷 扁平母斑 症例

扁平母斑症例1

扁平母斑の臨床像(症例1)

出典:『美容皮膚Q&A』Q15

扁平母斑症例2

扁平母斑の臨床像(症例2)

出典:『美容皮膚Q&A』Q15

扁平母斑症例3

7歳女児 右頬部扁平母斑(A: 治療前、B: Qスイッチルビー2回照射、退色像)

出典:『美容皮膚Q&A』Q15 図4

🔍 鑑別が必要な疾患

多発性カフェオレ斑6個以上あるとRecklinghausen病(神経線維腫症1型)の疑い。専門医紹介必須
日光黒子(Q3)大人のシミ、光老化が原因、生まれつきではない
ベッカー母斑思春期の遅発性扁平母斑、毛を伴う(男性ホルモン受容体関与)
McCune-Albright症候群広範な茶アザ + 内分泌異常 + 骨異常の症候群

💊 治療選択

順位治療法作用機序
第一選択Qスイッチルビーレーザー(694nm)
※必ず試験照射から
メラニンに強く吸収される波長で、基底層の異常な色素を熱破壊

🚨 治療の絶対ルール:試験照射から

🏥 レディアン院内対応マップ(3層フロー)

第一選択(教科書エビデンス)→ 院内で対応可か → 対応不可なら院内代替 or 他院紹介、の3層で正直に示す。

症状 / 病型第一選択院内可否院内対応 or 代替/他院紹介
扁平母斑(カフェオレ斑)Qスイッチ/ピコ秒レーザー(再発率高く難治)(Q&A本Q15)△ ピコで試行可だが再発多いピコスポットでテスト照射→反応見て継続判断。再発リスク・難治性を正直に説明

⭐ カウンセラーへの重要指示

📅 治療経過

回数保険適用は2回まで(自費でも慎重運用推奨)
間隔6ヶ月以上(試験照射後の経過観察含む)
ダウンタイム1〜2週間:薄い膜状のかさぶた・剥離。その後 PIH が数ヶ月
再発率高い(完治は10-20%程度)
試験照射での判定3〜6ヶ月後の再発有無で「効きやすいタイプ」判定

🚨 主な禁忌・要注意事項

🚨 全身に茶アザ多発時は要精査

その他の注意事項

📚 出典