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Q26 / カウンセラー教材 v2知識編・ニキビ痕⭐ サブシジョン主戦場

ニキビ痕にはどのような治療がありますか?

レディアンクリニック / 2026年7月3日 — レディアン主力・サブシジョン強化版

⚖️ 法的事実:ニキビ痕の治療法選択は医師の業務(医師法第17条)。本教材は医学的知識を整理した一般情報。

⚡ 30秒早見

ニキビ痕クレーターは4タイプ:アイスピック / ローリング / ボックスカー / 萎縮性斑状。形状で治療が全く違う。1つのレーザーで全部消すことはできない。レディアンの主力サブシジョンはローリング型(皮下癒着)の絶対的治療。ヒアルロン酸充填併用で再癒着防止。

💡 ひとことで言うと

ニキビ痕は「肌の奥(真皮)が大ヤケドを負って、修復のときにできた凹み」。凹みので治療が完全に別物になる:
アイスピック型(細く深い穴)→ TCA-CROSSで底から埋める
ローリング型(丸くゆるい凹み)→ サブシジョンで皮下のゴム紐を切る
ボックスカー型(四角い凹み)→ フラクショナルで表面をなだらかに
萎縮性(浅く広い)→ ダーマペン等でコラーゲン増生
1つの治療で全部消すのは無理。組み合わせが基本。カウンセラーは「治療の使い分け」を理解して伝える。

📖 用語メモ

🎯 4タイプ分類

ニキビ痕クレーター4タイプ

図1: ニキビ痕クレーターの深さと形状比較

出典:『美容皮膚Q&A』Q26 図1

🧊 アイスピック型

開口径 ≤2mm / 皮下組織まで達する深い穴
→ TCA-CROSS

⭕ ローリング型

直径 ≥4mm / 皮下癒着が引き込む
→ サブシジョン(レディアン主力)

📦 ボックスカー型

エッジが垂直・底が平坦・四角い
→ フラクショナル / RF

🌫️ 萎縮性斑状

浅く広い、皮膚が薄く萎縮
→ ダーマペン / RF

⭐ サブシジョン:レディアン主力メニュー

サブシジョン(Subcision)の原理
1995年 Orentreich らによって提唱された「Subcutaneous incisionless surgery」。
皮膚表面を一切傷つけず、真皮深層と皮下組織の間に形成された硬い線維性癒着(引き込みバンド)を、鈍針カニューレで物理的に切り離す治療。ローリング型クレーターの絶対的第一選択。

サブシジョンのメカニズム(3ステップ)

[Step 1] ローリング型クレーターの構造 皮膚表面 ━━━━\ /━━━━ \__/ ← 凹み │ │ ← 皮下の硬い線維組織(癒着)が │ │ 表面を引き下げている 真皮・皮下層 ━━━━┯━━┯━━━━ ↓ 鈍針カニューレを横から挿入して往復運動 [Step 2] 癒着線維の物理的切離(サブシジョン) 皮膚表面 ━━━━━──━━━━━ ← 引き込みが解除、皮膚が浮き上がる ( 穴 ) ✕ ← 切断された線維 ※そのまま治すと2週間以内に再癒着 真皮・皮下層 ━━━━┷━━┯━━━━ ↓ 空いた隙間にヒアルロン酸を注入 [Step 3] ヒアルロン酸充填で再癒着防止 皮膚表面 ━━━━━──━━━━━ ← 本来の平らな高さをキープ [ HA ] ← 物理的クッションで再結合を完全ブロック 真皮・皮下層 ━━━━┷━━┷━━━━

手技のポイント

単独 vs 併用の使い分け

適応治療パターン
皮下引き込みのみ、表面凸凹なしサブシジョン単独
皮下引き込み + 表面凸凹あり(ほとんどの症例)サブシジョン + ダーマペン/フラクショナル/TCA-CROSS の同日 or 段階的併用
(ゴールデンプロトコル)
『Baumann's Cosmetic Dermatology』Chapter 24, 27

💊 クレーター治療の使い分け表

治療ターゲット層得意な凹みAsian skin 注意点
サブシジョン皮下組織〜真皮深層の結合組織ローリング型穿刺部PIH注意、遮光徹底
フラクショナルレーザー表皮〜真皮中層ボックスカー型、毛穴アブレイティブ(CO2)はPIH必発 → ノンアブレイティブ(Er:Glass 1550nm)推奨
ダーマペン表皮〜真皮浅層〜中層浅いボックスカー、萎縮性針深度をアジア人向けに調整
TCA-CROSS表皮基底層〜真皮全層(点)アイスピック型周囲皮膚に漏れると重篤PIH、精密手技必要
マイクロニードルRF真皮のみボックスカー、毛穴表皮を守るためPIHリスク低い
Punch excision表皮〜皮下全層難治性アイスピック縫合創が赤く盛り上がりやすい

🏥 レディアン院内対応マップ(3層フロー)

第一選択(教科書エビデンス)→ 院内で対応可か → 対応不可なら院内代替 or 他院紹介、の3層で正直に示す。

症状 / 病型第一選択院内可否院内対応 or 代替/他院紹介
深いローリング型サブシジョン(Q&A本Q26, Baumann Ch27)✅ 対応可サブシジョン。⭐イソトレチノイン内服中/終了後6ヶ月は絶対禁忌
浅い凹み・肌質フラクショナルCO2レーザー/針RF△ CO2レーザー未搭載 / 針RFは可ポテンツァ/ダーマペン/トライフィルプロ(CO2注入・別物)で代替
赤み・色素沈着型外用+ピーリング✅ 対応可ブラックピール/ジャルプロ+外用

⭐ カウンセラーへの重要指示

📷 治療症例

ノンアブレイティブフラクショナルレーザー

NAFLR B/A

図3: NAFLR 5回照射による瘢痕改善(男性頬部)

出典:『美容皮膚Q&A』Q26 図3

ダーマペン(マイクロニードリング)

ダーマペン B/A

Figure 27-2: ダーマペン(1.5〜1.75mm)5回治療

出典:『Baumann's Cosmetic Dermatology』Chapter 27

マイクロニードルRF(Asian skin)

MFRF B/A

Fig 26.3: MFRFによるアジア人クレーター治療

MFRF組織像

Fig 26.4: 真皮リモデリング組織像

出典:『Aesthetic Plastic Surgery of the East Asian Face』Chapter 26

📅 治療経過

回数3〜5回以上(1回で完結しない)
間隔1〜2ヶ月(コラーゲン再生を待つ)
ダウンタイムサブシジョン:穿刺部の内出血・軽度腫れ 1〜2週間 / フラクショナル:赤み・微細かさぶた 1週間前後
効果実感3ヶ月〜半年(コラーゲン増生でボトムアップ)

🚨 サブシジョン絶対禁忌(★最重要)

⭐ カウンセリング時に必ず確認する項目

出典:レディアン院内資料 15_サブシジョン

💡 イソトレチノイン内服中〜終了後6ヶ月の施術は「創傷の深さ」で線を引く(用語粒度の整理)

「イソトレ中は針はOK」と丸めないこと。創傷・削皮を伴うかで3段階に分ける:
【絶対禁忌】創傷・削皮を伴う手技=サブシジョン/アブレーティブレーザー(CO2フラクショナル等)/ダーマブレージョン(創傷治癒障害・肥厚性瘢痕リスク)
【条件付き可】非創傷・浅い施術=針RF(ポテンツァ/エリシス)・ハイドラ等(肌トラブルがなければ院内間隔表の基準で可)
【休薬】ピーリング=1ヶ月休薬(院内間隔表準拠)
「針RFがOK=サブシジョンもOK」ではない。サブシジョンは創傷性なので絶対禁忌。最終判断は医師。

📋 サブシジョン術後スケジュール(患者説明用)

時期OKNG
術直後圧迫+冷却で出血・腫れ予防-
術後6時間まで-洗顔・スキンケア不可
術後6-24時間洗顔OK、シャワーOKメイク・湯船・飲酒・運動・運転NG
術後24時間〜メイクOK、湯船OK激しい運動は数日避
術後2-3日-腫れピーク、冷却継続
術後1-2週間-内出血が青→黄色→自然消失
術後数週〜数ヶ月-硬結(正常サイン)が徐々に馴染む

💬 患者への標準トーク

「内出血はほぼ必ず起こる正常な経過です。1〜2週間で紫→黄色へと変化しながら自然に消えていきます。腫れは2〜3日がピーク、1週間程度で徐々に軽減します。硬いしこりのような感覚が数週間残ることがありますが、これはコラーゲンが生成されているサインで、数週〜数ヶ月で自然に馴染みます」

出典:レディアン院内資料 15_サブシジョン

⚠️ 合併症時の対応窓口

予期せぬ強い赤み・腫れ・ひりつき・アレルギー反応が続く場合:
クリニック代表電話 050-8889-3863で相談案内。
※ 特定の夜間ホットライン・合併症専用窓口の設定なし。

📚 出典