近赤外線は波長がおよそ700nm〜1400nm程度の光で、可視光線より波長が長く、いわゆる赤外線より短い領域です。メラニンなど表皮の色素にはあまり吸収されず、主に組織中の水分に吸収されて熱エネルギーに変わるのが特徴です。この熱が真皮のコラーゲン線維を変性・収縮させると同時に、新しいコラーゲンの産生(ネオコラーゲネシス)を促すことで、時間をかけてハリ・引き締めが得られるとされます。表皮への影響が比較的少ないため、肌の色を問わず使いやすい光とされています。
| 技術 | 主なエネルギー源 | 狙う深さ・仕組み | 院内の例 |
|---|---|---|---|
| 近赤外線(NIR) | 光(熱は主に水分吸収) | 真皮〜皮下浅層。コラーゲン収縮・新生 | ⭐専用機の記載なし |
| RF(高周波) | 電流の抵抗熱 | 真皮〜皮下。モノポーラは深部まで届く | ポテンツァ・エリシスセンス(針RF)、オリジオKiss(RF+HIFU) |
| HIFU | 超音波の焦点熱 | SMAS筋膜層まで届く | ウルトラセルZi |
| 糸(スレッド) | 物理的な牽引+異物反応 | 皮下。線維化で支持 | ショッピングリフト・ルピナススレッド・糸リフト |
💡 「近赤外線の機械、ありますか?」と聞かれたら
院内資料には、近赤外線光を単体で使う引き締め専用機(近赤外線ハンドピース等)の記載は確認できていません⭐要ドクター確認・今後の導入可能性含む。ただし「肌の奥から熱でコラーゲンを刺激して引き締める」という目的そのものは、院内のRF(ポテンツァ・エリシスセンス・オリジオKiss)やHIFU(ウルトラセルZi)が別のエネルギー技術で対応しています。「近赤外線という名前の機械」ではなく「たるみを引き締めたいというご希望」を伺い、目的に合わせてご案内するのが実務的です。
| 相談 | 第一選択(出典付き) | 院内可否 | 院内対応 or 代替・紹介 |
|---|---|---|---|
| 顔全体の軽度〜中等度のたるみ・引き締め | 近赤外線などの非侵襲的スキンタイトニング(光/RF/HIFU等の熱エネルギー治療) 原典Q42・Q20 |
❌ 近赤外線専用機は資料上未確認 ✅ 同目的のRF・HIFUで対応可 |
ポテンツァ・エリシスセンス(針RF)、オリジオKiss(RF+HIFU)、ウルトラセルZi(HIFU)。肌の状態・希望のダウンタイムで使い分け、医師が選択 |
| フェイスラインのもたつき・二重顎 | HIFU/RF(SMAS層への熱刺激) 原典Q20 |
✅ 対応可 | ウルトラセルZi(4.5mm・SMAS筋膜層)、オリジオKiss(RFモード+HIFUモード) |
| 毛穴・小じわを伴う肌質の底上げ | フラクショナル/針RF等の微細な熱刺激 原典Q39・Q43 |
✅ 対応可 | ポテンツァ(S25/S16チップ)、エリシスセンス |
| 皮膚の余剰が大きい強いたるみ | 外科的フェイスリフト 原典Q20 |
❌ 外科的リフトは未対応 | 糸リフト(ショッピングリフト/ルピナススレッド/糸リフト)で軽減を図るか、重症例は他院(形成外科)紹介 |
・「肌の奥から熱で引き締める治療にはいくつか種類があります。当院では超音波(HIFU)や高周波(RF)を使った機械で対応しています。どれが向くかは医師が診察して判断します」
・「『近赤外線』という名前の機械そのものは当院の資料では確認できていませんが、引き締めたいというお悩みには別の技術でご案内できることが多いです。まずは医師にご相談ください」
・「フェイスラインのもたつきは、超音波(HIFU)や高周波(RF)で引き締める方法があります。皮膚の余りが大きい場合は外科的な処置が向くこともあり、その場合は専門施設もご案内します」
| 近赤外線とRFはどう違う? | 近赤外線は光、RFは電流です。どちらも熱でコラーゲンを刺激する点は共通ですが、エネルギーの伝わり方や狙う深さが異なります。当院ではRF/HIFU系の機器で対応しています |
| 痛みは? | 熱感やチクチク感を感じることがありますが、強い痛みはないとされます(機器・個人差あり)。詳しくは医師にご確認ください |
| 何回くらいで変化を感じますか? | コラーゲンの新生には数週間〜数ヶ月かかるとされ、複数回の施術が前提になることが多いです。具体的な回数は医師の診察で説明します具体回数は個別・要ドクター確認 |
Q20 たるみへの治療 / Q43 ラジオ波とは / Q35 レーザーとは / Q41 IPLとは