| 成分 | はたらき(化粧品としての位置づけ) |
|---|---|
| レチノール | ビタミンA誘導体。皮膚の中で酵素により段階的に変換され、穏やかにターンオーバーを促す。医薬部外品「シワ改善」表示の承認有効成分 |
| ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド) | コラーゲン産生の補助・保湿・美白など多機能。医薬部外品「シワ改善」表示の承認有効成分の代表例の一つ |
| ペプチド | アミノ酸が数個つながった成分。コラーゲン産生を促す・シグナルを送るなどの働きが報告されているが、医薬部外品の承認有効成分ではなく化粧品としての一般成分 |
| ビタミンC誘導体 | 抗酸化・コラーゲン産生サポート。ハリ・くすみケアの定番成分 |
💡 レチノール(化粧品)と トレチノイン(医療用医薬品)は別物
どちらもビタミンA由来で名前も似ていますが、法的な扱いも効果の強さも異なります。
・レチノール:化粧品・医薬部外品の成分。皮膚内で段階的に変換されるため作用が穏やか。ドラッグストアや化粧品専門店で購入可
・トレチノイン:変換の必要がない活性型で、作用が強く即効性がある一方、刺激や皮むけも出やすい。日本では医師の処方が必要な医薬品で、化粧品として市販されていない
「シワに効く」と聞いて患者さんが思い浮かべるのはトレチノインの効果であることも多く、レチノール配合化粧品と同じ強さの変化は期待できないことを正直に伝える必要があります。
| 領域 | 化粧品(薬機法) | 医療行為(医師法第17条) |
|---|---|---|
| できること | 肌を整える・保湿する・ハリ感を与える(穏やかな作用) | シワそのものを治療する(ボトックス・ヒアルロン酸注入・トレチノイン処方・レーザー等) |
| 表現の上限 | 「シワを目立たなくする」(医薬部外品のみ・承認成分に限る) | 効果の説明は医師が診察のうえ行う |
| 担当 | カウンセラーが一般情報として案内可 | 医師の診察・処方・施術が必要 |
抗シワ化粧品は治療ではなく日々のセルフケアです。深いシワ・表情ジワの相談には、化粧品の説明だけで終わらせず、医療の選択肢があることも案内します。
| お悩み | 位置づけ | 院内での案内 |
|---|---|---|
| 浅い小じわ・乾燥による目立ち | セルフケアで対応する範囲 | PLUS RESTORE(ドクターズコスメ)の乳液(ナイアシンアミド・アゼライン酸・セラミド配合、4,400円)やクリアローション(ナイアシンアミド・アミノ酸15種配合、4,400円)で保湿・ハリ感のケアを案内 |
| 表情ジワ(目尻・眉間・額) | 化粧品の範囲を超える。医療の領域 | 化粧品では消えないことを説明し、ボトックスの適応かどうかは医師の診察を案内 |
| 深い溝状のシワ(ほうれい線等) | 化粧品の範囲を超える。医療の領域 | ヒアルロン酸注入の適応かどうかは医師の診察を案内 |
※PLUS RESTOREは医薬部外品「シワ改善」表示が承認された製品であるとの記載は資料になし。⭐配合成分(ナイアシンアミド等)の位置づけ・「薬用」表示の有無は院内在庫の実物ラベルで確認
・「化粧品にはレチノールやナイアシンアミドなど、シワ対策の成分を配合したものがあります。乾燥による小じわには保湿ケアが向いています」
・「レチノールとトレチノインは似た名前ですが別物です。トレチノインは医師が処方する薬で、化粧品より強い作用がありますが刺激も出やすいものです」
・「目尻や眉間の動きジワは、化粧品よりボトックスが向くことが多いです。適応は医師が診察して判断します」
| 市販のシワ対策化粧品とドクターズコスメの違いは? | 配合成分や濃度の考え方が異なる場合があります。効果の感じ方には個人差があり、断定的な比較はできません |
| 化粧品を使い続ければ深いシワも消えますか? | 化粧品はハリ・乾燥対策が中心で、表情ジワや深い溝には限界があります。医師の診察でボトックスやヒアルロン酸の適応を確認できます |
| レチノールとトレチノインはどちらが良いですか? | 目的と刺激への耐性で選び方が異なります。強い作用を希望する場合はトレチノインという選択肢もありますが、使用可否は医師が判断します |
Q16 シワ種類 / Q17 シワ治療 / Q18 ほうれい線 / Q19 目尻シワ / Q45 ボツリヌストキシン / Q48 シミ外用薬