| キーワード/成分 | はたらき(化粧品としての位置づけ) |
|---|---|
| ノンコメドジェニック | 毛穴を詰まらせやすい油剤・成分を避けて処方設計されていることを示す表示。「ニキビができない」保証ではない |
| サリチル酸(BHA) | 角質を柔らかくして毛穴の詰まりを緩める働き。化粧品配合濃度は低め(ピーリング等の医療用より低濃度) |
| アゼライン酸 | 抗炎症・抗菌・毛穴の角化正常化の報告がある成分。海外では医薬品濃度(15〜20%)で処方されることもあるが、化粧品としての配合は低濃度 |
| ティーツリーオイル等 | 抗菌作用が報告される天然由来成分。エビデンスの強さは成分・濃度による |
💡 化粧品は「医学的第一選択の代わり」にはならない
尋常性ざ瘡(ニキビ)の医学的な第一選択はアダパレン(毛穴の角化を正常化)と過酸化ベンゾイル・BPO(抗菌・耐性なし)という外用薬です。
当院にはこの2剤の院内処方がありません。化粧品のサリチル酸・アゼライン酸配合品は、これらの代わりに同じ効果を出すものではなく、予防的なケア・軽度の皮脂対策という位置づけで案内します。「化粧品でニキビが治る」という説明はしません。
| 領域 | 化粧品(薬機法) | 医療行為(医師法第17条) |
|---|---|---|
| できること | 毛穴を詰まらせにくい処方で予防をサポート・軽い皮脂ケア | 炎症性ざ瘡の治療(外用医薬品・内服・処置) |
| 表現の上限 | 「ニキビを防ぐ」「肌を清潔に保つ」等の予防的表現まで | 効果の説明は医師が診察のうえ行う |
| 担当 | カウンセラーが一般情報として案内可 | 医師の診察・処方が必要 |
ニキビ用化粧品は治療ではなく日々の予防・皮脂ケアです。炎症を伴うニキビ・繰り返すニキビの相談には、化粧品の案内だけで終わらせず、医療の選択肢を必ず伝えます。
| お悩み | 位置づけ | 院内での案内 |
|---|---|---|
| 軽い皮脂・毛穴詰まりの予防 | セルフケアで対応する範囲 | PLUS RESTOREのクレンジングソープ泡ピールケア(グリコール酸・乳酸・サリチル酸配合、3,960円)やクリアローション・DRX AZAクリアクリーム(アゼライン酸配合、各4,400円/1,980円)を案内 |
| 軽〜中等症の炎症性ニキビ | 医学的第一選択(アダパレン・BPO)は院内処方なし | 院内代替としてピーリング(ブラックピール等)+トレチノイン外用を案内。第一選択が院内にないことは正直に伝え、必要に応じて保険皮膚科への紹介も選択肢。※トレチノイン外用は催奇形性があり、妊娠中・妊娠の可能性がある場合は避ける(医師が確認) |
| 重症・繰り返すニキビ | 化粧品・軽処置の範囲を超える | アクネトレント(イソトレチノイン内服):血液検査(2,200円)必須・10mg30錠8,580円/20mg30錠11,880円。妊娠中は絶対禁忌。医師の診察で適応判断 |
・「ニキビ用化粧品は、毛穴を詰まらせにくい処方の予防的なケアです。すでにできている炎症を治す薬ではありません」
・「ニキビの塗り薬の第一選択は当院にはないお薬なので、当院ではピーリングやトレチノインでのケアをご案内しています。保険の皮膚科という選択肢もあります」
・「繰り返す・跡が残りやすい重いニキビには、飲み薬という選択肢もあります。使えるかどうかは血液検査のうえ医師が判断します」
| ノンコメドジェニックなら安心ですか? | 毛穴を詰まらせにくい設計ではありますが、肌質や使う量によって個人差があります。合わない場合は使用を控えてください |
| 市販薬と化粧品、どちらがいいですか? | 目的が異なります。炎症を伴うニキビには医薬品・医療の方が向くことが多く、化粧品は予防的な位置づけです |
| 化粧品だけでニキビ跡も消えますか? | ニキビ跡(凹凸・赤み・色素沈着)は種類によって化粧品では変化が乏しいことがあります。跡の相談は医師の診察で治療の選択肢を確認できます |
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