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Q14 / カウンセラー教材 v2知識編・症例写真拡充(Q13比較含む)

遅発性太田母斑(後天性メラノサイトーシス / ADM)

レディアンクリニック / 2026年7月1日 — シミに紛れる真皮メラノサイトーシス

⚖️ 法的事実:ADM の判定・治療法の選択は医師の業務(医師法第17条)。本教材は医学的知識を整理した一般情報。

⚡ 30秒早見

ADM(Acquired Dermal Melanocytosis)は、本来存在しない真皮層にメラノサイトが活性化して生じる後天性色素斑。20代以降の女性に多く、両頬・額に褐色〜青灰色の集簇斑として現れる。教科書分類上は「アザ」だが、臨床的にシミと紛れるため Q1 でも言及される。

💡 ひとことで言うと

ADM は「本来存在しない場所(真皮の深い層)にメラニン工場(メラノサイト)ができちゃった」状態。深いところにあるから、青みがかって見える(水中の物が青く見えるのと同じ光の性質)。
外用薬(表面用)や IPL(浅い層用)は届かない。波長の長いレーザー(Qスイッチルビー・ピコ秒)を何回も使って、少しずつ真皮のメラニンを砕く。
「肝斑だと思ってた」で来る人が多い。ドクター診察で鑑別してもらう=カウンセラーの役割。

📖 用語メモ

👁 症例1 — 54歳女性 両頬部の点状青褐色斑

📷 症例写真は未挿入(院内資料から差し替え予定)

両頬部の点状青褐色斑

出典:『美容皮膚Q&A』Q14 症例1

Qスイッチルビーレーザー 3回照射経過(症例1)

症例1 治療前

(A) 照射前

症例1 治療後

(B) QSRL 3回照射後

出典:『美容皮膚Q&A』Q14 図2

👁 症例2 — 25歳女性 両頬骨部の青褐色斑

症例2 治療前

(A) 照射前 — 両頬骨部青褐色斑

症例2 治療後

(B) QSRL 3回照射後

出典:『美容皮膚Q&A』Q14 図3, 4

🔍 太田母斑(Q13)との比較

ADM と太田母斑(Ota母斑)は、いずれも真皮メラノサイト由来だが臨床像が異なる。カウンセラーは「両者を混同しない」知識が必要。詳しくは Q13 太田母斑 参照。

比較用症例:太田母斑

太田母斑症例1

症例1: 25歳女性 右頬部・上下眼瞼 / QSRL 5回照射経過

出典:『美容皮膚Q&A』Q13 図1, 2

太田母斑症例2

症例2: 32歳男性 右顔面 / QSRL 6回照射経過

出典:『美容皮膚Q&A』Q13 図3, 4

太田母斑症例3

症例3: 15歳女性 左下眼瞼〜頬部 / QSRL 3〜5回照射経過

出典:『美容皮膚Q&A』Q13 図5-7

💊 治療選択

順位治療法備考
第一選択Qスイッチルビー / ピコ秒レーザー(多数回照射)真皮到達に694-1064nmが必要、5-10回の長期治療
補助スキンマリア内服(PIH予防)+ プラスリストア ナノHQ治療後 PIH 予防
禁忌外用単独・IPL単独真皮病変のため無効

『美容皮膚Q&A』Q14 / 『Baumann』Ch26 / 『East Asian Face』Ch26

⚠️ 肝斑との鑑別

肝斑と紛れやすい

🏥 レディアン院内対応マップ(3層フロー)

第一選択(教科書エビデンス)→ 院内で対応可か → 対応不可なら院内代替 or 他院紹介、の3層で正直に示す。

症状 / 病型第一選択院内可否院内対応 or 代替/他院紹介
遅発性両側性太田母斑様色素斑Qスイッチ/ピコ秒レーザー(Q&A本Q14, Q36/37)✅ ピコで対応可ピコスポット/ピコトーニング。肝斑合併時は肝斑先行治療

⭐ カウンセラーへの重要指示

📅 治療経過

🚨 主な禁忌・要注意事項

📚 出典