キセノンフラッシュランプ由来の広帯域光を、カットオフフィルタで下限波長を規定して照射する。標的(メラニン/ヘモグロビン)の吸収特性に応じたフィルタ選択で発色団を選び、選択的光熱融解を行う。単一パルスのピークはレーザーより低く、ダウンタイムが小さい代わりに複数回のセッションを要する。ステラM22はフィルタ・ダブル/トリプルパルスの調整で赤み系(Vascula)・ニキビ系(Acne)等に対応する。
| 軸 | IPL | Qスイッチ/ピコ |
|---|---|---|
| 光源 | 広帯域・フィルタ選択 | 単一波長・短パルス |
| 適応の中心 | 小斑型日光黒子・雀卵斑・びまん性色調/赤み・毛穴・軽症ざ瘡 | 濃い境界明瞭色素斑・真皮メラノサイトーシス・タトゥー |
| 肝斑 | 悪化リスク・原則回避 | トーニングは補助(土台治療優先) |
| ダウンタイム | 小(microcrusting程度) | スポットはcrust/whitening |
| 軸 | IPL | ピコトーニング | Qスイッチルビー(694nm) |
|---|---|---|---|
| 本来の用途 | 表在の淡い色素・そばかす・小斑型日光黒子・血管を面で | 低フルエンス多重パスでびまん性色調・肝斑を均す | 高メラニン吸収で濃い境界明瞭色素斑を狙い撃ち |
| 点在する薄いシミ | ◎ 得意 | △ 消去より均一化 | △ オーバースペック |
| PIHリスク | 低〜中 | 低(低フルエンス) | 相対的に高い(淡色・低コントラスト病変で取りこぼし+熱負荷) |
| ダウンタイム | 小(microcrust) | ほぼなし | crust |
結論:点在する薄いシミ・そばかす・小斑型日光黒子はIPLが第一。トーニングは肝斑・びまん性くすみの均一化が本領で、輪郭のある薄色素斑の除去には不向き。ルビーは濃い単発病変向きで、低コントラストの淡色多発病変では選択的吸収が下がりPIHリスクが上がるため薄いシミには非推奨。標的色素と背景のコントラスト・Fitzpatrick・分布で医師が選択。臨床実感の層を含む/⭐機種選択はドクター判断
| 相談 | 第一選択(出典付き) | 院内可否 | 院内対応 or 代替・紹介 |
|---|---|---|---|
| 小斑型日光黒子・雀卵斑 | IPL(原典Q4・Q41) | ✅ 対応可 | ステラM22(12,100円〜)。濃い部位はピコスポット併用 |
| 濃い単発色素斑 | Qスイッチ/ピコ(原典Q3・Q37) | △ ピコが適 | ピコスポットを優先。IPLは補助 |
| 肝斑 | 外用HQ+トラネキサム酸内服+遮光が土台(原典Q5) | ❌ IPL回避 | 土台治療優先。IPL/強刺激は悪化リスク |
| 赤ら顔 | マイルド=IPL、明瞭な毛細血管拡張=PDL(原典Q23・Q38) | △ M22 Vascula可/PDL未搭載 | 全顔マイルドはM22 Vascula。明瞭な血管拡張・深部青色調はPDL/Nd:YAG未搭載→他院紹介。PPR型は保険皮膚科 |
Q35 レーザーとは / Q37 ピコ秒レーザー / Q38 色素レーザー / Q4 雀卵斑 / Q5 肝斑 / Q23 赤ら顔