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Q2 / カウンセラー教材 知識編・治療カテゴリ地図

シミに対してどのような治療がありますか?

レディアンクリニック / 2026年6月29日 — 治療6カテゴリの俯瞰(詳細は各疾患Q・機器Qへ)

⚖️ 法的事実:治療法の選択は医師の業務(医師法第17条)。本教材は医学的知識を整理した一般情報。

「シミは『種類の見極め』がすべて。
肝斑を誤照射しないことから始めます」

レディアンクリニック六本木 公式方針

🧠 治療の本質:3つの仕組み

どの治療メニューも、シミに対して以下の3つのうちどれかの働きをしている。これを理解すると患者に「なぜこの治療か」を説明できる。

① 産生を抑える

メラノサイトの過活動を抑え、メラニンが作られにくくする

→ 外用ハイドロキノン / 内服トラネキサム酸・ビタミンC / 美白化粧品

② 除去する

すでにできたメラニン色素を、選択的に破壊・除去する

→ レーザー(Qスイッチ・ピコ秒)/ 光治療(IPL)

③ 排出する

表皮のターンオーバーを促進し、メラニンを皮膚外に押し出す

→ ケミカルピーリング / トレチノイン外用

💡 ひとことで言うと(メラニン工場の例え)

肌の中に「メラニン工場(メラノサイト)」がある。シミ治療は3種類の方針:
工場を止める(外用・内服)= 生産量を減らす
できあがった在庫を焼き払う(レーザー・光)= 選択的にメラニンだけを狙って壊す
倉庫の中身を外に押し出す(ピーリング)= 皮膚のターンオーバーを速めてメラニンをはがす
組み合わせて使うのが基本。「1つで完結」より「複数で総攻撃」の方が効くのはこのため。

📖 用語メモ

📊 6カテゴリ × シミタイプ早見

どの治療カテゴリが、どのシミタイプに効くか。詳しい使い分けと院内メニューは各疾患Qへ。

カテゴリ 日光黒子 雀卵斑 肝斑 ADM PIH
外用
ハイドロキノン等
補助 補助 第一選択 無効 第一選択
内服
トラネキサム酸等
補助 補助 第一選択 補助 第一選択
レーザー
Qスイッチ/ピコ秒
第一選択
(単発・濃)
第一選択
(個別)
補助・慎重 第一選択 禁忌
(悪化)
光治療
IPL(ステラM22)
第一選択
(多発・薄)
第一選択
(広範囲)
悪化リスク 無効 補助
ピーリング
ケミカル系
補助 第二選択 無効 第二選択
注入・ホームケア
肌育注射等
補助 補助 補助 補助

出典:『美容皮膚Q&A』Q2 / 『Baumann』Ch20, 41 / 『East Asian Face』Ch26 / レディアン院内資料

シミの疾患別治療法フロー

図1: シミの疾患別治療法フロー(出典:『美容皮膚Q&A』Q2 図1)

3大発色団の吸収スペクトル

レーザー・光治療の波長選択は、この3発色団(メラニン・ヘモグロビン・水)の吸収特性が根拠。

吸収スペクトル

Figure 26-1: 水・ヘモグロビン・メラニンの吸収スペクトル

出典:『Baumann's Cosmetic Dermatology』Chapter 26 Figure 26-1

レーザー・IPL 機器一覧(波長別)

波長・パルス幅・適応疾患の対応表。カウンセラーが機器名を耳にした時に「どの波長で何に効くか」を素早く参照できる。

Table 26-1 レーザー波長一覧

Table 26-1: 血管系レーザー・IPL の波長とデバイス一覧

出典:『Baumann's Cosmetic Dermatology』Chapter 26 Table 26-1

⚠️ シミ治療に共通する医学的原則

カウンセラーが知識として理解すべき3原則

🏥 レディアン院内対応マップ(3層フロー)

本章はシミ治療の概論。症状別の第一選択・院内可否・院内代替/他院紹介は、各疾患Qの「🏥 レディアン院内対応マップ(3層フロー)」を参照する(Q3 日光黒子 / Q4 雀卵斑 / Q5 肝斑 / Q6 PIH / Q7 くすみ・くま / Q14 ADM)。