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Q29 / カウンセラー教材 v2できもの編・疣贅

疣贅(イボ)とはどのような疾患ですか?

レディアンクリニック / 2026年7月12日 — ウイルス性のできもの

⚖️ 法的事実:できものが疣贅かどうかの判定・治療法の選択は医師の業務(医師法第17条)。本教材は医学的知識を整理した一般情報。カウンセラーは「イボですね」と判定しない。

⚡ 30秒早見

疣贅(ウイルス性疣贅)は、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)が小さな傷から皮膚に感染して増える「できもの」。治療の原則はウイルスを含んだ皮膚を取り除くことで、教科書的な第一選択は液体窒素の凍結療法(『美容皮膚Q&A』Q29)。移る病気で、1回では治りにくく再発しやすいのが特徴。保険が使える治療(凍結療法・電気凝固・ヨクイニン内服など)は保険皮膚科の領域で、レディアンは自費クリニックのため液体窒素の取り扱いがない。橋渡し先を正しく案内するのがカウンセラーの役割。

🧬 病態

📖 用語メモ

成り立ち

『美容皮膚Q&A』Q29(山本有紀)

主な種類(一般情報)

尋常性疣贅

手足に多い、ざらざらした硬いできもの。もっとも多い型。

糸状疣贅

顔面の細長い数mmのイボ。

足底疣贅

足の裏の硬い結節。魚の目・タコとの区別が必要。

扁平疣贅

顔・腕の平らなイボ。こすると広がることがある。

🔍 鑑別 — 「イボに見えるけれど違うもの」に注意

⚠️ 自己判断でイボと決めつけない — 悪性・別疾患の可能性

💊 治療選択(教科書ベース・出典付き)

順位治療法作用機序根拠
第一選択液体窒素による凍結療法ウイルスを含む角層を凍結・破壊。根治には少し水ぶくれができる程度まで凍結する必要がある『美容皮膚Q&A』Q29/渡辺大輔ほか, 日皮会誌 2019;129(6):1265-92
第二選択電気凝固法/炭酸ガス(CO2)レーザー/外科的切除病変組織の物理的除去・蒸散『美容皮膚Q&A』Q29
第三選択活性型ビタミンD3外用/モノクロロ酢酸外用/サリチル酸絆創膏(スピール膏)/ヨクイニン内服角質剥離・免疫賦活など『美容皮膚Q&A』Q29

💡 カウンセラーが押さえる要点

どの治療法でも1回で治すのは難しく、再発しやすいのがイボの本質。保険適用が認められているのは、凍結療法・電気凝固法・サリチル酸絆創膏・ヨクイニン内服のみ(『美容皮膚Q&A』Q29)。つまり第一選択の凍結療法は保険皮膚科でカバーできる治療で、費用面でも患者さんの負担が軽い。

🏥 レディアン院内対応(3層フロー)

院内メニュー資料(05_ほくろいぼ除去)を照合。レディアンは自費クリニックで、液体窒素(凍結療法)・保険診療・病理生検の取り扱いはない

病型/症状第一選択(教科書)院内可否院内対応 or 代替/紹介
典型的な小さい尋常性疣贅 液体窒素の凍結療法(保険) 液体窒素なし・保険なし 第一選択が院内にないことを正直に伝え、保険皮膚科の受診を案内。整容目的で自費除去を希望する場合のみ、医師診察のうえ電気メス(下記)を検討
整容目的・5mm以下の露出部の小さいイボ 凍結療法/CO2レーザー等 高周波電気メスくり抜き法あり(対象は直径5mm以下) 医師診察でイボと確認できれば、電気メス除去で対応可(1mmまで5,500円/2-3mm 8,800円/4-5mm 13,200円・税込)。ただし再発しうることを説明
難治・急速増大・出血・多発・足底の硬い病変 診断確定→治療方針 院内で診断確定不可 施術対象にしない。悪性(有棘細胞癌等)が否定できない・診断に迷う場合は医師診察→保険皮膚科でダーモスコピー・必要なら生検を第一に案内

📅 治療経過の目安

凍結療法(保険皮膚科)1〜2週ごとに複数回。完治まで数回〜十数回かかることも珍しくない
電気メスくり抜き法(院内・自費)施術直後は擦り傷様の凹み→約1〜2週で上皮化。赤みは数カ月(2〜6カ月)かけて軽快
共通潜伏期間1〜6カ月。治った後も再燃しうるため、患者さん自身の経過観察が重要

🚨 禁忌・要注意事項

電気メス(高周波・モノポーラ)の絶対禁忌・要注意

感染対策・生活指導(一般情報)

📚 出典