院長・チーフカウンセラー・医師がカウンセラーに「シミの世界の地図」を教える時の概念整理資料。Q1 は入り口で、各タイプの病態詳細・治療選択・症例画像は Q3〜Q7・Q14 の doctor版へ。
カウンセラーが Q1 を学習し終わった時点で:
シミ(pigmentation)= 皮膚の限局した部分の色素沈着増加。光老化の一部として現れる色素不均一。
『美容皮膚Q&A』Q1 / 『Plastic Surgery Vol 2』Chapter 8.4 / 『Baumann's』Chapter 20
メラノサイト1個 → 樹状突起 → 約30〜40個のケラチノサイトにメラノソームを供給。この機能ユニットを Epidermal-melanin unit と呼ぶ。
💡 ひとことで言うと
メラニンを作る工場(メラノサイト)1つに対して、それを受け取るお客さん(ケラチノサイト)が30〜40軒あるという関係。
工場が突起(腕)を伸ばして、隣近所のお客さんに「メラニン入り小包(メラノソーム)」を配ってる。
だからメラノサイトの数を減らさなくても、「配送を減らす」「作り方を変える」だけでシミは薄くなる(=外用・内服で狙う方針の理屈)。
📖 用語メモ
Figure 20-2: Epidermal-melanin unit
出典:『Baumann's Cosmetic Dermatology 3rd Edition』Chapter 20 / Figure 20-2
色素沈着治療の本質は以下の3択。この概念が分かるとカウンセラーが「なぜこの治療か」を説明しやすい:
表1: シミの種類 — 発生部位・色調・発症時期
出典:『美容皮膚Q&A』Q1 表1
Figure 10-11 (A)
Figure 10-11 (B)
出典:『Baumann's Cosmetic Dermatology』Chapter 10 Figure 10-11
Figure 14-3: Visia による肌解析画像
出典:『Baumann's Cosmetic Dermatology』Chapter 14 Figure 14-3
レーザー後のPIHリスクを予測する重要指標。Type が濃いほどリスク高。
日本人の多くは Type III〜IV。レーザー後 PIH リスク中〜高なので事前説明とアフターケア徹底が必須。East Asian skin 特有のリスク論は Q35 レーザー総論 参照。
『Plastic Surgery Vol 2』Chapter 7 Table 7.1 / 『East Asian Face』Chapter 26 (Yeo)
シミ治療は6カテゴリに分けられる。各カテゴリの詳細・使い分け・症例は Q2 シミ治療概論 および各機器Q(Q35-Q47)参照。
「シミは『種類の見極め』がすべて。肝斑を誤照射しないことから始めます」
院内資料に明記。これをカウンセラー教育の核に置く。
図表は教科書からの引用(院内教育目的・fair use)。商用化時には差し替え予定。